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デコポンと不知火(しらぬひ)の違いとは?果物のプロが詳しく説明

こんにちは。

徳島県の青果市場で70年以上、果物の品質と向き合っている武田青果3代目メンバーのミツヨシです。

ここでは私の持ってるデコポンの豆知識を共有したいと思います。

デコポンと不知火の違いとは?

果物のプロが詳しく説明

デコポンと不知火(しらぬひ)の違いとは?

デコポンと不知火。何が違うの⁇

結論から申し上げると、品種は同じものです。その中で糖度酸度大人の事情で呼び名を分けている! というイメージでしょうか。

そもそも不知火(しらぬい)とは、清見オレンジとポンカンをかけ合わせてできた品種です。特徴は高糖度であること。そして、柔らかい内皮に包まれた果肉にはほとんど種がないこと。これらのことから、食べやすい柑橘として人気があります。
その不知火のなかで糖度13.0度以上酸度1.0度以下という条件を満たしたもの。加えて、JAから出荷されるものだけが「デコポン®」を名乗ることができます。つまり不知火が品種名で、デコポンは熊本県果実農業共同組合連合会が所有する登録商標名です。

詳しい品種情報はこちら→デコポン®(不知火) | 商品情報 | 熊本県果実農業協同組合連合会(JA熊本果実連) (3kj.jp)

デコポンは安全・安心が保証された商品名

上で述べたように、不知火のなかでも糖度13.0度以上・酸度1.0度以下という条件を満たしたもの。加えて、JAから出荷されるものだけが「デコポン®」を名乗るこができます。よって、デコポンは安全・安心と糖度が保証された商品となっています。

ちなみに徳島県では、JAアグリあなんのデコポンが代表的なものになります。そのデコポンは、JAアグリあなんを代表する希少価値の高い特産品で、徳島特選ブランド(阿波ふうど)にも認定された商品です。
デコポン | 武田青果 (takeda-seika.co.jp)

アグリあなん農産物紹介(デコポン)中晩柑研究会https://www.agri-anan.jp/farm/dekopon
阿波ふうど とくしま特選ブランド デコポンhttps://awa-food-tokushima.com/archives/shop_category/tokusen

実際に店頭にならんでいる商品は(不知火)表記のものがほとんど

実際には、糖度・酸度の基準を満たしていても、許可を受けたJAしか商標「デコポン®」を使用できないため、JAを通していないものや個人の農家さんが出荷するものは、商品名を不知火として店頭に並べられているのが現状です。

不知火と表記して販売されているものなかにも、デコポンとして販売できるだけの糖度・酸度の基準を満たしている商品もあります。それらは美味しさという枠ではなく、商標という枠にとらわれ出回っている商品たちであるといえます。

個人選果の不知火の中にも、おススメはあるんです

ところで、徳島県内にも不知火が美味しい産地があるのはご存じでしょうか? スバリ、徳島県内なら阿波市 市場町の不知火がイチオシで、2月下旬から3月末をピークをむかえ出荷されています。3月の彼岸のお供え用としても喜ばれる商品で、おススメの商品の1つになります。

こだわりを持った生産者さんが、長年に渡り培った知識と経験を生かして育てた不知火は、デコポン表記の商品に負けないぐらいのポテンシャルを秘めていると言っても過言ではありません。私たちは一人一人の生産者さんの顔をみてモノづくりへのこだわりを聞くことで、不知火 の中でもデコポン表記の商品に負けないものを見極めることが可能となっています。

旬の不知火(しらぬひ)を美味しくいただくためには

旬の不知火を美味しくいただくためには⁇ 
まずデコポンと不知火の違いと、それぞれの特徴を把握することが重要になります。

  • デコポンは不知火の中でも糖度・酸度の基準を満たし、JAから出荷されたものであるということ
  • デコポンは安全・安心と糖度が保証された商品であるということ
  • 不知火の中にもデコポンの基準相当のものがあるということ

これらの不知火の特徴を把握したうえで、産地によって異なる旬の時期を見極め、一番良い状態の商品を食べることがポイントとなります。

武田青果では、不知火の品種の特徴・産地のからの情報・不知火1個1個の状態を把握することで、お客様の求める様々な要望にお応えできるよう日々努力しています。 私どもの知識と経験が、くだものと絆がる人たちを笑顔にできれば幸いです。

お問い合わせはコチラより↓↓
武田青果オフィシャルサイト https://takeda-seika.co.jp